- タイル貼りのお風呂は冬とっても寒い。どうにかならない?
- 台所が古くなったので最新のシステムキッチンにリフォームしたいなぁ・・・。
- 古いトイレやエアコンって電気代が高いよね?いい商品ってある?
家の中と外を区切る窓や、外壁・屋根・天井や床の断熱性能が低い場合、冬は暖房で温めた熱が外へ逃げたり、夏は外からの熱でなかなか涼しくならなかったり、光熱費が高くなる要因になるため、家の断熱性能は高めたいもの。
また、タイル貼りのお風呂は冬とても寒く、お湯も冷めやすいので、最新のユニットバスにエコリフォームすることで、家族の健康にもよく、省エネ性能も高くなります。
こういったお悩みを解決できる「家の断熱リフォーム・エコリフォーム」で、補助金をもらえるチャンスがあります。
今回は、キッチン・浴室・トイレのリフォーム・リノベーションの時、お得な補助金制度を活用して「家の断熱リフォーム・エコリフォーム」をする方法を徹底解説していきます。
こんな方におすすめ
- 家の中を快適にする断熱リフォームを考えている人
- いま使っているお風呂やキッチンが古くなったので新しくしたい人
- 家のリフォーム、リノベーションを検討している人
この記事を最後まで読むとできるようになること
- 窓やドアの断熱リフォームで、どうすれば補助金をもらえるか?わかる
- ユニットバスやシステムキッチンのリフォームで補助金をいくらもらえるか?わかる
- どんな商品を使えば補助金をもらえるのか?わかる
キッチン・浴室・トイレのリフォームでもらえる補助金
家の中と外を区切る窓や、外壁・屋根・天井や床の断熱性能が低い場合、冬は暖房で温めた熱が外へ逃げたり、夏は外からの熱でなかなか涼しくならなかったり、光熱費が高くなる要因になるため、家の断熱性能は高めたいもの。
また、タイル貼りのお風呂は冬とても寒く、お湯も冷めやすいので、最新のユニットバスにエコリフォームすることで、家族の健康にもよく、省エネ性能も高くなります。
こういったお悩みを解決できる「家の断熱リフォーム・エコリフォーム」で、補助金をもらえるチャンスがあります。
補助金の正式名称は、「子育てエコホーム支援事業」といい、環境省の補助事業です。
略して「子育てエコホーム」とよばれます。
子育てエコホーム支援事業の目的とは?
「夏の暑さ・冬の寒さ、対策」「冷暖房費が高い」「ヒートショックが心配」「冬の結露がひどい」といったお家のお困りごとを、一気に解決できる「断熱リフォーム」
「風呂のお湯が冷めやすい」「トイレの流す水がもったいない」「光熱費が高い」といったお家のお困りごとを、一気に解決できる「エコリフォーム」
「断熱とエコ」の両方に対応できる補助事業が「子育てエコホーム」です。
「子育てエコホーム」は、光熱費など物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯の省エネ性能の高い新築住宅の購入や、住宅の省エネリフォームを補助金で支援することで、家庭の省エネ化でCO2排出削減に貢献することをおもな目的としています。
今回は、新築を除く、リフォーム・リノベーションの場合を中心に、この後、くわしく解説していきますね。
どの水まわり・住宅設備と窓で補助金がもらえる?
今回、補助金の対象となるリフォーム・リノベーション工事は、上記の表のうち、必須工事①②③のいずれかの工事を行ったうえで、任意工事④~⑧を行うと補助額がプラスされていく仕組みになります。
つまり、①②の断熱リフォーム、③のエコリフォーム、のいずれかは、必ず行う必要があります。
どんな断熱リフォーム・エコリフォームで補助金がもらえる?
必須工事・任意工事に採用できるメーカーの商品は、公式サイトに事前に登録されている必要があり、どの住宅設備でも補助金がもらえるわけではありません。
まずは対象商品かどうか?チェックしましょう。
リフォームでの「子育てエコホーム」は、通常「補助金の上限金額」が20万円です。
「子育て世帯または若者夫婦世帯」が「既存住宅を購入してリフォームを行う場合」は60万円など、リフォーム工事内容によって上限が変わってきます。
1度の補助金申請で、補助金額が5万円未満の場合は申請できないので注意しましょう!!
ただし、「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ事業」と組み合わせて申請する場合、補助金額が2万円以上あれば申請できます。
この後、くわしく解説していきますね。
①開口部の断熱改修でいくら補助金がもらえる?
家の中と外を区切る窓。
断熱性能が低い窓の場合、暖房で温めた熱が窓から逃げたり、逆に外からの熱でなかなか涼しくならなかったりするため、光熱費が高くなる要因になります。
また、冬場に窓のまわりが結露でびしょびしょになるのも断熱性能の低さが原因。
「子育てエコホーム」の必須工事、窓の断熱性能を高めることができる窓の断熱リフォームで補助金がもらえます。
補助額は、開口部の大きさの区分(大・中・小)と、ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換のリフォーム工事のそれぞれで決まっている補助額に、工事箇所の数量を掛けた総計になります。
開口部の断熱改修(省エネ基準レベル)の補助金額
省エネ基準レベルの断熱性能のガラス・内窓か外窓・ドア交換を行うと上記の表の補助金がもらえます。
開口部の断熱改修(ZEHレベル)の補助金額
ZEHレベルの断熱性能のガラス・内窓か外窓・ドア交換を行うと上記の表の補助金がもらえます。
開口部の断熱改修を行う場合には、「子育てエコホーム」より「先進的窓リノベ事業」のほうが、同じ工事で補助金を多くもらうことができます。
もったいないので開口部の断熱リフォームぶんは「先進的窓リノベ事業」で補助金を申請しましょう。
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②外壁、屋根・天井又は床の断熱改修でいくら補助金がもらえる?
「子育てエコホーム」の必須工事となる、もう一つの断熱リフォーム。
外壁、屋根か天井、床の断熱改修を行うことで、家全体の断熱性能を大幅に上げることができます。
外壁、屋根・天井又は床の断熱改修の補助金額
大がかりなリフォームやリノベの時には、壁や床を壊して作り直すことが多いため、あわせて行うと非常に効果的です。
③エコ住宅設備の設置でいくら補助金がもらえる?
「子育てエコホーム」の必須工事、エコ住宅設備の設置。
いわゆるリフォーム・リノベーションで行うことが多い、ユニットバスへのリフォームや、トイレ交換などが対象になります。
エコ住宅設備の設置の補助金額
ユニットバスへのリフォームの場合、「高断熱浴槽」と「節湯水栓」が対象になって35,000円が補助額になります。
また、トイレ交換の場合、「節水型トイレ」が対象になって20,000円か22,000円が補助額になります。(1階と2階のトイレ交換なら倍の40,000円か44,000円)
ここで注意したいのが子育てエコホームの要件の「1度の補助金申請で、補助金額が5万円未満の場合は申請できない」という点。
つまり、ユニットバスのリフォームだけ、トイレのリフォームだけ、では補助額が50,000円を超えないため、補助金はもらえません。
エコ住宅設備の設置の補助額が50,000円以下の時どうする?
エコ住宅設備の設置の補助額が50,000円以下の時、補助金はもらえません・・・。
でも、あきらめないでください。
補助金をもらってリフォームする方法が2つあります。
補助金をもらう方法①
まず1つめ。
ユニットバスとトイレ、トイレと給湯器、のようにリフォームする部分を組み合わせると5万円以上になって補助金をもらうことができます。
もし、もう古くなっていて、先々リフォームする予定があれば、この機会にやっておきましょう。
補助金をもらう方法②
そして2つめ。
ユニットバスだけ、トイレ交換だけ、のリフォームの予定だった場合、どうするか?
答えは、「窓の断熱リフォームを追加する」です。
「窓リノベ」の補助金の対象となるように、中サイズ(1.6~2.8㎡)の窓を1か所か、小サイズ(1.6㎡)の窓を2か所ほど、内窓の設置をしましょう。
「窓リノベ」の補助額5万円を超えれば、「子育てエコホーム」の補助額が2万円以上あれば、どちらの補助金ももらえるようになります。
つまり、「エコリフォーム」と「断熱リフォーム」を組み合わせる、ということですね。
断熱リフォームでヒートショックのリスク軽減
お風呂に入る際に、脱衣所で服を脱いで裸となった時と、熱めのお湯に浸かった時の温度差で起こる血圧の変動によるヒートショック。
自宅で入浴中のヒートショックによる年間死亡者数は、交通事故より多いのが現状です。
浴室と洗面所の窓を断熱リフォームすることで「ヒートショックのリスク軽減」の効果があります。
窓の断熱リフォームで浴室と洗面所の断熱性を高めてカラダに優しい快適空間にしましょう。
ヒートショックとは?
ヒートショックとは、暖かい部屋と寒い部屋との温度差による急激な血圧変動が原因で、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす健康リスクのことです。
急に体温が下がると血管を縮ませて血圧が上がり、逆に体温が上がると血管が広がることで血圧が下がります。
心臓や血管に大きな負担がかかるため、身体に影響を与えてしまうのです。
「脱衣所とお風呂場」「寝室と廊下」「リビングとトイレ」など、温度差が大きくなりやすい場所を行き来する際にヒートショックのリスクが高まります。
例えば、冬場、お風呂に入るときに衣類を脱ぐとブルっとするのも、温度差が体に負担を与えるヒートショックの症状です。
④子育て対応改修の設置でいくら補助金がもらえる?
「子育てエコホーム」では任意工事となる「子育て対応改修」を行うと、必須工事の補助額に、さらに補助額がプラスされます。
リフォーム・リノベーションで行うことが多い、システムキッチンへのリフォームや、ユニットバスで人気の浴室乾燥機、がおもな対象になります。
子育て対応改修の設置の補助金額
システムキッチンへのリフォームの場合、対象となる「ビルトイン食洗機」「お掃除しやすいレンジフード」「ビルトイン自動調理対応コンロ」を選ぶと、合計48,000円が補助額になります。
いずれも家事を楽にしてくれる住宅設備なので、補助金がでるのは嬉しいですね。
「子育て対応改修」は任意工事なので、キッチンのリフォームだけでの補助金申請はできないので注意しましょう。
防犯性の向上のリフォームの補助金額
外窓交換やドア交換で、外から割られにくい強度のあるガラスにすることで得られる補助金ですが、ほとんどの場合で「窓リノベ」の方が補助金を多くもらえるので注意しましょう。
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生活騒音への配慮のリフォームの補助金額
ガラス交換や内窓設置、外窓交換、ドア交換などで、外部からの騒音を減らす防音性を高めた場合に得られる補助金ですが、ほとんどの場合で「窓リノベ」の方が補助金を多くもらえるので注意しましょう。
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⑤防災性向上改修でいくら補助金がもらえる?
ガラス交換や外窓交換で、台風や暴風などで何か飛んできて当たっても、割れにくい強度のあるガラスにすることで得られる補助金ですが、ほとんどの場合で「窓リノベ」の方が補助金を多くもらえるので注意しましょう。
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⑥バリアフリー改修でいくら補助金がもらえる?
「子育てエコホーム」では任意工事となる「バリアフリー改修」を行うと、必須工事の補助額に、さらに補助額がプラスされます。
リフォーム・リノベーションで行うことが多い、ユニットバスにリフォームした時の出入り口の段差解消や出入口の幅の拡張、階段や廊下の手すりの設置、がおもな対象になります。
ユニットバスへのリフォームの場合、「手すりの設置」「段差解消」「廊下幅等の拡張」が含まれる工事の場合、補助金の対象になると40,000円が補助額になります。
「バリアフリー改修」は任意工事なので、ユニットバスのリフォームだけでの補助金申請はできないので注意しましょう。
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置でいくら補助金がもらえる?
「子育てエコホーム」では任意工事となる「空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置」を行うと、必須工事の補助額に、さらに補助額がプラスされます。
古いエアコンを最新の高性能エアコンに取り替えると、省エネ性も高いので光熱費を下げることができます。
「バリアフリー改修」は任意工事なので、ユニットバスのリフォームだけでの補助金申請はできないので注意しましょう。
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補助金ってどうしたらもらえるの?
リフォームをしたい住宅の所有者(私たち)が、リフォーム業者(リフォーム会社・工務店・ハウスメーカーなど)に工事を発注(工事請負契約)をして行う、リフォーム工事が対象となります。
ポイント
- 必ず工事請負契約書が必要です。
- リフォーム業者は、補助金事業の登録事業者である必要があります。
- 補助金は、住宅の所有者(私たち)に還元されることを条件に、国からいったんリフォーム業者へ支払われます。
つまり、リフォームの工事請負契約書を結ばない、補助金事業に登録していない、リフォーム業者へ工事を依頼すると、補助金の対象外になる場合があるので、よく確認しておきましょう。
2024年の補助金はいつから申請できるの?
補助金の交付申請の期間は「2024年3月31日から予算が上限に達するまで」です。
補助金の対象となるリフォーム工事は、2023年11月1日以降に契約して対象工事(断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体をいう)に着手して、2023年12月31日までに工事が完了するものが対象となります。
2023年11月1日~2024年3月30日のリフォーム工事も対象になる
2023年の補助金が予想よりも早く、予算の上限に達したため、補助金をもらえない人が多くでてしまいました。
そのため、2023年11月1日~2024年3月30日の期間に行われたリフォーム工事も、2024年の補助金での申請ができるよう計画されたため、補助金の対象になる場合があります。
あきらめずに補助金の申請をしましょう。
リフォームの補助金は最大いくら出ますか?
国の予算で2024年度の補助額は「子育てエコホーム支援事業」(国交省・予算額2100億円)、「先進的窓リノベ事業」(環境省・1350億円)、「給湯省エネ事業」(経産省・予算額580億円)、と多くの予算が確保されています。
それぞれの補助金の最大は、先進的窓リノベ事業(上限200万円)、子育てエコホーム支援事業(上限20万円、子育て・若者夫婦世帯は上限30万円、既存住宅を購入してリフォームなら上限60万)、給湯省エネ事業(エコキュートで上限18万円)です。
いずれも魅力的な補助額で、うまく活用して最大限を獲得したいですね。
ただし、最大をもらうためには、それだけ工事個所が多く増える必要があるため、上限はあくまで目安として考えましょう。
2024年の窓リフォームの補助金はいつ終了しますか?
万が一、予算の上限に達しなくても2024年12月31日まで、で終了します。
2023年のリフォームの補助金は、「こどもエコすまい支援事業」が2023年9月末で予算上限に達して終了しました。
それぞれの補助金とも、昨年より予算アップをしているので、多くの人に割り当てられそうですが、認知もされているので、リフォーム工事が終わったら、すぐに申請をおすすめします。
2024年の補助金は誰に相談したらいいの?
リフォーム会社・工務店・ハウスメーカーなどに、リフォーム工事の打合せとセットで、補助金を使いたい、という相談からはじめましょう。
2023年の補助金とほぼ同じ内容なので、補助金に慣れているリフォーム業者であれば、気軽に相談にのってくれるはずです。
ただし、補助金が関係するリフォーム工事は、リフォームの工事期間の調整や、写真撮影や書類作成の手間などが増えるため、ぶっちゃけていうと・・・通常のリフォーム工事よりも面倒くさいんですね。
なので、そういう手間を面倒くさがって、補助金が出る対象のリフォーム工事なのに、いわずに工事してしまうリフォーム業者や、そのぶん値引きするので補助金は使わない、などいう業者も中にはいます。
いずれにしても、せっかくもらえる補助金ですから、もらっておきたいですよね?
リフォーム業者を選ぶ時の目安として「2023年にこどもエコすまい支援事業の登録事業者でしたか?」と確認してみましょう。
さらに、補助金申請は大変な手間なことを知っておいて、リフォーム業者への感謝もあるとよりいいですね。
誰にリフォームの相談をしたらいいかわからない・・・
「誰にリフォームの相談をしたらいいかわからない・・・」「リフォーム業者の知り合いがいない・・・」
そんな人は、地元のリフォーム会社を最大8社、紹介してくれる「ホームプロ」を利用しましょう。
「ホームプロ」は、2001年からサービスを開始した日本初の「リフォーム会社紹介サイト」で、すでに90万人以上が利用しています。
無料で利用できるし、匿名で申込みできて、相見積もりでリフォーム代金の比較もできて安心。
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